【もはや誰だよ】連載初期と後期で絵柄が変わりすぎなマンガランキング10

どうも!レビューザです!
突然なんですが、マンガを読んでいて『この作者、絵うまくなったなぁ…』って思うことってありませんか?
初期はお世辞にも絵が上手いとは言えなかった作家さんが、いつのまにか画集を出すレベルまで上達しているのも目にしますね。

作家さんの画力が上達するのは喜ばしいことなのですが、ちょっと切ないのが初期と後期で絵柄が変わりすぎているパターン。
1巻と最新刊の絵を見比べてみたとき、主人公の顔が『もはや誰だよ』ってレベルで変化しているケースも少なくありません。

そこで今回は、そんな『連載初期と後期で絵柄が変わりすぎなマンガ』のランキングを作成してみました!
該当のマンガがお手元にあるという方は、あらためて絵柄を見比べながら読み直してみてくださいね!

第10位 るろうに剣心


1巻の頃。

完全版の姿。

第10位は「るろうに剣心」です。
こうして並べて見てみると、剣心がかなり男前になっていることがわかりますね。

1巻の頃の剣心は、やや少女漫画チックな絵柄で描かれていることがわかります。
目はキラッキラ、髪の毛はふわっふわ、女子ウケの良さそうな微笑みと、かなり優男風です。
この人のどこが人斬り抜刀斎なんだと突っ込んでしまいたくなります。

しかし完全版でリニューアルした剣心は、優しげな雰囲気を残しつつもどこか寂しさを感じさせる絵柄になっています。
今はもう人斬りから足を洗っているけど、今までしてきたことの責任を感じている…そんな気配がありますね。
そもそも完全版の表紙は筆描きで描かれているので、そのへんのタッチの違いも影響しているのでしょう。

余談なんですが、初期の剣心は眉毛も茶色なんですが、最近の剣心は眉毛が黒いんですね。
一般的に眉毛と髪の毛の色は同じになるはずですから、初期の剣心は自毛で、後期の剣心は茶髪に染めている人みたいに見えます。

第9位 黒子のバスケ


1巻の頃。

最終巻の姿。

第9位に選んだのは「黒子のバスケ」。
こちらも1巻と最終巻を比べてみると、かなり画風が変わっていることがわかります。

この変化に関しては、画風の変化というより画力の向上といったほうが的確かもしれませんね。
正直、黒子のバスケが週刊少年ジャンプで新連載になったときには「この程度の画力の漫画はすぐ打ち切りだろうな」と思ってました。

だって黒子のバスケ連載時はなぜかジャンプ誌上にバスケ漫画が3本もあって、黒子のバスケのライバルだった「どがしかでん!」「フープメン」の2作がなかなか面白かったんですよ。
人気の無い漫画は一瞬で容赦なく打ち切るジャンプのことですから、3本のうち2本は確実に終わるだろうとは思ってましたが…当時の状況からみれば、一番絵が下手だった黒子のバスケが生き残るとは全く予想できませんでした。

その後は皆さんもご存知の通り、黒子のバスケはみるみる人気を上げ、ジャンプ漫画の中堅として5年にわたって連載を続けました。
5年間も日本を代表する漫画雑誌で連載をするとこれほど画力が向上するんだということがわかる最高の好例だと思います。

第8位 ドクタースランプ


1巻の頃。

最終巻の姿。

あまり画風が変わったという印象は無いかもしれませんが、「ドクタースランプ」も初期と後期で画風が違うんです。
とはいっても、表紙を見比べるだけではその変化がわかりにくいですね。

一番変化したのは、主人公のアラレちゃんの等身です。
アラレちゃんはそもそも、則巻博士がエロい目的で作ったメイドロボなので、初期はもうちょっと可愛かったんです。
「セクシーなメイドロボを作ろうとしたら失敗した」というニュアンスではありますが、第1話のアラレちゃんはロリコンが歓喜するくらいには可愛らしい姿をしています。

初登場時は美少女ですし、等身も現在のような2等身ではなく10歳~12歳の少女くらいはありました。
しかしさすがは日本を代表する漫画家の鳥山先生と言いましょうか、ドクタースランプは作画が安定するのが異常に早かったため、3~4話くらいでは今のアラレちゃんとほとんど変わらない姿になっています。
可愛らしい少女の姿をした貴重なアラレちゃんが見られるのは、最初期のわずか数話分のエピソードだけなのです。

本当はその画像をご紹介したかったのですが…なにぶん著作権に厳しい世の中なので画像を貼るのはやめておきました。
Kindleで読めるアラレちゃんの1巻からその姿が確認できますので、興味のある方は読んでみてくださいね。

第7位 グラップラー刃牙


グラップラー刃牙1巻の頃。

刃牙道の現在。

第7位は「グラップラー刃牙」です。
これはもう説明するまでもありませんね。
どっからどう見ても「お前誰だよ」ってレベルまで変化しています。

初期はムキムキだけど好青年感のあった刃牙ですが、最近はもう勇次郎と区別がつきにくいレベルに変化しています。
かつての好青年は影を潜め、親戚のオバちゃんに「あら~!お父さんそっくりになったわね~!」とイジられるレベルで似てきています。
さすが範馬の血…ジャックハンマーといい、勇一郎といい、遺伝子の濃さがエスプレッソの域に達しています。
最近の刃牙は、初期と別キャラかと思うくらい性格まで変化していますしね。

ちなみに刃牙は、中学生編でもかなり見た目に変化を起こしています。
初登場時の刃牙は高校生なんですが、夜叉猿や花山薫と戦ったあたりは確か過去編なので中学生だったんですよね。
あのあたりの刃牙の姿も、なんでこのチャリで来そうなヤンキー中学生が爽やか高校生にジョブチェンジできたの?って感じの見た目をしています。

前から思ってたんですけど、あらためて考えると刃牙って多重人格者的な部分がありますよね…
そんな刃牙の活躍もKindleで読めますが、変化しすぎて何巻をオススメしたらいいのかわかりません。

第6位 ワンピース


チョッパー初登場巻。

スピンオフ作品1巻。

第6位は「ワンピース」ですね。
いや、ワンピースというよりは「チョッパー」の変化を見てもらいたくて選出しました。

ワンピースの場合、初期と現在を見比べてみても驚くほどの変化はないんですよ。
確かに構図や書き込み量など、尾田先生の画力が上達したなと感じられる場面はいくつもあるんですが、キャラクターの特徴は対して変わっていません。

しかしチョッパーだけは例外です。
上の画像を見てもらうとわかりますが、初登場時のチョッパーは決してカワイイ系のキャラクターではないんです。
どちらかというと、人間たちに迫害されてきた「不気味な動物」として描かれているくらいです。

それがいつのまにか、ピカチュウやジバニャンなんかと並ぶ日本を代表するカワイイキャラクター扱いになってるんですよ。
画像の右側は、チョッパーを主人公にしたスピンオフ作品「チョッパーマン」なので厳密には作者の絵ではありませんが、原作でもこのくらい可愛く描かれるようになっています。
もともとのチョッパーは頭が小さくて太った体型をしていますが、最近のチョッパーはその胴体でどうやって頭支えてるの?と思うほど小さな体と巨大な頭部を備えたデフォルメキャラクターになっています。

第5位 王ドロボウJING


1巻の頃。

最終巻の姿。

こちらも表紙だけ見ると変化がわかりにくいと思います。
第5位はかつて月刊ボンボンで連載されていた名作「王ドロボウJING」です。

単行本の表紙はあえて同じ構図で書いているので、画風の変化が見てとりにくくなっています。
しかし内容をみれば「本当に同じ人が書いてるの?」と疑問に思ってしまうほどの変化を起こしているのです。

例えるなら、アンパンマンの絵柄が北斗の拳になるくらい変わったといっても過言ではありません。
1巻の時点では「センスはあるけど上手くはない」という感じの画力なのですが、最終巻の絵柄は「日本を代表するイラストレーター」レベルに昇華されてます。

王ドロボウJINGは隠れた名作として単行本が高値で取引されることもある漫画ですが、最近Kindle版が出たみたいなので興味のある方は読んでみてください。
1巻から最終巻まで一気読みすると、その絵柄の成長ぶりがわかりやすいと思います。

第4位 こちら葛飾区亀有公園前派出所


1巻の姿。

最終巻の姿。

第4位は「こちら葛飾区亀有公園前派出所」です。
あらためて読むととんでもないタイトルだなコレ…タイピングするのめちゃくちゃめんどい。

こち亀の絵柄は、始めの頃「劇画タッチ」でした。
連載開始が1976年と古いので当たり前ですが、当時はこういった劇画タッチの漫画が主流になっていました。
しかし作者の秋元先生は新しいもの好きで有名な方なので、徐々にその時代の流行りを取り入れてコミカルな作画へと変化していきました。
初登場時は眉毛が太いというよりも「毛深い」という印象だった両さんですが、いつのまにかつながり眉毛がチャームポイントみたいになっていましたね。

表紙に写っている両さんだけを見るとそこまで大きな違いを感じないかもしれませんが、1話目の両さんはひどいものです。
見た目が完全に違うのはさておくとしても、道を聞きに来た市民に拳銃をぶっぱなすなど最低の性格だったという黒歴史があります。
今や「ムチャクチャするけど人情派」なイメージが強い両さんですが、初期はそんな人じゃありませんでした。

最低だったころの両さんを見たことがないという若い方は、一度見ておくとよいと思います。
ちなみに1巻で初登場する中川も両さんに負けず劣らずのクズです(笑)。

第3位 烈火の炎


1巻の姿。

最終巻の姿。

いよいよここからトップ3!
というわけで第3位は「烈火の炎」でした。
少し古い漫画ですが、週刊少年サンデーで7年に渡って連載された人気作品です。

劣化の炎は表紙を見ただけでも画力の違いが明らかです。
表紙に写っている主人公・烈火のカッコ良さが段違いですし、ヒロインの柳もしこたま可愛くなってます。

あらためて1巻を見ると、コレ烈火の右腕どうなってるんですか。
フリッカー使いの間柴じゃないんだからってくらい腕が長いですよね。
長すぎて肘の部分画面外行っちゃってるじゃないですか。

1巻の柳も全く生気のない顔をしています。
体型もなんかおかしいですし、じっと見てたら安いダッチワイフに見えてきました。

でも、最終巻の烈火と柳を見てください。
このカッコ良さ!そして可愛さ!まさに少年漫画という熱い展開を予想させるエフェクト!
戦闘シーンの描写も段違いに上達しており、烈火の炎という作品は安西先生の漫画家としてのレベルを一気に上げる起爆剤になりました。

私のオススメは、裏武闘殺陣編ですね。
烈火の炎はこのあたりから一気に面白くなってきますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

第2位 ああっ女神さまっ


1巻の姿。

最終巻の姿。

続いての第2位は「ああっ!女神さまっ」です。
アフタヌーンの漫画といえば、この作品を思い浮かべるという方も多いんじゃないでしょうか?

正直、1巻のこの顔の女神様が自宅にやってきても何も嬉しくないですよね。
なんか手から波動砲みたいなやつ撃ってて怖いし。

でも、最終巻の女神様はまさに「美人」といった綺麗な顔立ちをしています。
この女神様ならいつでもウェルカムですし、こちらとしても婚姻届を用意してお待ちしています状態です。

こち亀ほどではないにせよ、ああっ女神さまっもかなりの長寿連載なので画風が変わるのも必然でしょう。
初回連載が1988年で、連載は2014年まで続いてますから実に26年も連載が続いていたということになります。
これだけ長い期間連載して画風が変わらない漫画家のほうが少ないでしょう。これ以上長くやって画風が変わらない漫画なんてコボちゃんくらいじゃないですか?

第1位 天上天下


1巻の頃。

単行本第16巻の姿。

そして栄えある?第1位が「天上天下」でした!
ハッキリ言って圧倒的です。2位以下に大差をつけての第1位です。

1巻と最終巻を読み比べると、とてもじゃありませんが同じ人が描いた漫画とは思えません。
最初は正直「古臭い絵柄だなぁ…」といった印象ですが、作者の大暮維人先生は徐々に画力とセンスを上げていき、最終巻ではセンスの塊、いやセンスの化身になっています。

初見の人は気付かなかったかもしれませんが、1巻の表紙に写っている女の子と、16巻の表紙に写っている女の子は同一人物ですからね。
厳密に言えば1巻の娘の前世…みたいな感じではありますが、作中ではほぼ同じ人物として描かれています。
同じ人物にしては顔が違いすぎますが。

また、1巻の左側に写っている金髪の少年が主人公なのですが、こいつの変化は尋常ではありません。
あえて細かい描写には触れないでおきますが、1巻と最終巻に出ている彼を見比べて、初見で同一人物だと当てられる人は居ないと思います。
天上天下はKindleでも手軽に読めますので、まずは最終巻を読んで「どれが主人公か」を当てるゲームに興じてみてください(笑)